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【お店のこと】より身近に感じてもらうためには?

今回は当店のことについてお話させていただきます。


当店は実店舗がなくネットショップのみで販売しております。
内装やディスプレイにこだわった実店舗を運営することに憧れがないわけではありませんが、実店舗を開店するためには大きな資金が必要ですし、今住んでいる福岡県の片田舎では経営は難しいでしょう。
家族で運営している小さなお店ですし、余計なコストをかけずできるだけお求めやすい価格でご提供できるネットショップを選択しました。

私はもともと長年会社員として働いていて、会社員時代はシステムエンジニアのような仕事もしていましたので、ネットのシステムを扱うのに抵抗がなかったということもあります。
また、商品を対面で直接販売するという接客の仕事の経験がないため実店舗はハードルが高く感じていました。

しかし、やはりネットショップだけでは直接手にとって見ていただけないため、商品の良さをお伝えできないもどかしさを感じることがあります。
また、お客様からも実際に商品を見ながらお買い物をしたいというご要望をうけることもたびたびあります。
アンティーク品を取り扱う上で、商品だけでなく運営している私達自身のこと身近に感じていただくことも重要だと感じています。

福岡「久山蚤の市」

(2024年3月 久山蚤の市)

常設の実店舗を出店するのはかなりハードルがかなり高いですが、骨董市や百貨店の催事などに出店する、というやりかたもあるでしょう。

先日も自宅から車で30分くらいのショッピングモールで小規模な蚤の市が開催されていたので、今後の参考のため行ってみました。
こちらは最近始まったばかりということで、小規模ですが敷居も低く参加しやすそうです。
主催者の方にきいてみると、古いロンドンバスをイベントなどに貸し出す会社が運営しているそうで、英国アンティークを扱う当店とも親和性がありそうです。

しかし、古道具を売っているお店もありますが、ファミリーで楽しめるハンドメイド雑貨などを販売するお店が多く、今取り扱っている商品をそのまま並べても違和感があるかもしれません。
野外で開催される骨董市では、高価なものやアンティーク時計などの繊細なものを持っていくのは気を使います。
出店料は安いのですが、区画を借りるだけでテントや陳列用の什器などはこちらで準備する必要があるようです。
また、テントや什器だけでなく商品を現地に運ぶためには今持っている車では難しそうです。

百貨店の催事であればテントなどは必要ないですし、今取り扱っている商品をそのまま販売できそうです。
福岡でも博多阪急では毎年「英国フェア」を開催していて、そこで他のアンティークショップが出店されています。
ただし、百貨店の催事への出店となると審査も厳しいでしょうし、売上の20-30%程度の出店料がかかるそうです。

九州では骨董市や百貨店の催事の数も限られるので、東京や大阪など遠方のイベントへの参加も考えましたが、商品の輸送や私達自身の移動、準備のための宿泊費などを考えると赤字覚悟での出店となりそうです。

 

最近では、YoutubeやInstagramで店主がライブ配信などをおこなうお店を見かけるようになりました。
ZOOMなどのテレビ会議システムを使って、顔や商品をみながらお話するといったことも考えられそうです。
いきなり骨董市や百貨店への催事への出店ではなく、そういったことから試してみてもよいかもしれません。

少しづつではありますが、何かしらの形で今よりも商品や私達を身近に感じていただける方法を模索しているところです。
まだ課題は多いですが、ひさしぶりに新しいことにチャレンジしているのでワクワクしています。

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